商学部長挨拶

商学部長挨拶

樹徳会員の皆様へ ごあいさつ

同志社大学商学部
学部長 崔 容熏(チェ・ヨンフン)

同志社大学商学部 学部長 崔 容熏(チェ・ヨンフン)

 皆様、樹徳会創立100周年、誠におめでとうございます。商学部の教職員を代表して、心よりお祝い申し上げます。1926年(大正15年)の設立から今日に至るまで、幾多の時代の転換を乗り越えながら100年の歴史を刻んでこられたことは、誠に意義深いことと存じます。この節目にお祝いの言葉を寄せる機会を賜りましたことを、誠に光栄に思います。

 樹徳会は創立以来一世紀にわたって、同志社商学部と歩みをともにしてこられました。6万人を超える会員を擁するこの組織が積み重ねてきた歴史は、単なる同窓会の歴史にとどまらず、同志社商学部そのものの歴史と深く重なり合っています。その長い年月のなかで、樹徳会は世代を超えて先輩と後輩をつなぐ絆として、また同志社商学部を社会から支える礎として、脈々とその使命を果たしてこられました。商学部の一員として、こうした先人たちの営みに深く敬意を表するとともに、皆様の母校に対する愛情と誇りの深さに、折に触れて感服するばかりです。南美樹理事長をはじめ、今日まで組織を支えてこられた歴代の役員・会員の皆様に、心より感謝申し上げます。

 振り返りますと、同志社商学部は2022年に創立100周年を迎え、私が学部長を拝命した2024年は、新たな百年の出発点という意味で特別な年でした。大学全体でも、2025年には同志社創立150周年という大きな節目を迎え、新たな一歩を踏み出しています。そして今年、樹徳会の100周年にお祝いの言葉を寄せる機会をいただいたことは、私にとっても格別の喜びです。

 大学を取り巻く環境は、今まさに大きな転換期を迎えています。少子化の一層の深化による学生人口の減少、国際的な大学間競争の激化、そして生成AIをはじめとするデジタル技術の急速な普及——これらは、大学のあり方そのものを根底から問い直す契機となっています。時代の変化に後れをとらないことはもとより、変化を先取りし、社会の変革を先導する存在として大学が機能し続けるために何をすべきか。この問いは、教職員一人ひとりに重くのしかかる宿題と言えます。そのような状況のなかで、樹徳会の皆様から日頃いただいているご支援とお力添えは、私たちにとって単なる励みにとどまりません。皆様が商学部に寄せてくださる期待と信頼を思うとき、その期待に応えるために自分たちは何をすべきか、何が足りないのかを真剣に考えずにはいられません。樹徳会の存在は、商学部が自らを律し、前へ進み続けるための力強い原動力となっています。

 皆様のご支援のもと、商学部生は近年さまざまな分野で成果を挙げています。公認会計士をはじめとする難関資格試験の合格者数は着実に増加しており、就職活動においても高い実績を維持しております。また、今年ミラノ・コルティナで開催された冬季オリンピックでは、本学部生の森田真沙也さんがフィギュアスケート団体で銀メダルを獲得し、卒業生の森口澄士さん(2024年卒)もペア競技で健闘されるなど、在学生・卒業生ともに各方面で輝かしい成果を収めています。商学部での学びと、皆様をはじめ多くの方々のご支援が実を結んだ証と、嬉しく受け止めております。

 教員組織におきましても、多様な専門分野の第一線で活躍する優れた研究者を迎え、研究・教育体制の充実に努めております。教職員一同、同志社商学部の長い歴史と伝統に恥じることのないよう研究と教育に精進し、時代を切り拓く力を備えた人材を社会へ送り出してまいる所存です。

 創立100周年という輝かしい節目に際し、これまで樹徳会を支えてこられたすべての先輩方に、改めて敬意と感謝を申し上げます。これから先の100年もまた、樹徳会と商学部が力を合わせ、新しい時代を共に歩んでいけることを心から願っております。どうぞ引き続き、変わらぬご支援とご愛情を賜りますようお願い申し上げます。

略歴

1993年韓国外国語大学メディアコミュニケーション学部卒業

1996年京都大学大学院経済学研究科博士前期課程修了

1999年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了・博士(経済学)

1999年福井県立大学経済学部 専任講師

2003年福井県立大学経済学部 准教授

2008年同志社大学商学部 准教授

2010年同志社大学商学部 教授

2024年同志社大学商学部長・商学研究科長

同志社大学商学部教務主任、教務(入学)主任、教務(国際)主任、同志社大学国際センター所長、公益財団法人京都府国際センター理事などを歴任。日本商業学会副会長。講義では、流通論(学部)、マーケティング(大学院)などを担当。

歴代商学部長(敬省略)

初代

島本 英夫

2代

黒川 芳蔵

3代

原 猛雄

4代

吉川 秀造

5代

吉川 貫二

6代

徳永 清行

7代

長尾 義三

8代

岡村 正人

9代

竹林 庄太郎

10代

今井 俊一

11代

内川 菊義

12代

吉武 孝祐

13代

出石 邦保

14代

木地 節郎

15代

内田 勝敏

16代

安岡 重明

17代

栗栖 弘典

18代

前川 恭一

19代

杉江 雅彦

20代

齊藤 尚久

21代

正木 久司

22代

加藤 盛弘

23代

山根 学

24代

鵜飼 哲夫

25代

岡本 博公

26代

藤原 秀夫

27代

岡本 博公

28代

志賀 理

29代

植田 宏文

30代

今西 宏次

31代

上田 雅弘

32代

崔 容熏